お金を働かせる

お金を働かせる

「理想のライフスタイルを実現する」ための代表的な5つの項目は、【お金】【時間】【仲間】【健康】【マインド】です。その1つの項目【お金】に関して、さらに大切なことはこの3つです。

  1. 支出を減らす
  2. 収入を増やす
  3. お金を働かせる

その中で、前回は【2.収入を増やす】ことについてお伝えいたしました。今のこの日本の状況を考えると収入を増やすにはやはり複業で複数の収入源を持つことが必要というお話でした。そして、今回は【3.お金を働かせる】ことについてお伝えしたいと思います。特に日本人はこのお金を働かせるのが弱いと言われています。実際、日本人の金融リテラシーはアジアの中でも最下位であり、特に投資に関する知識は悲しいことに世界の先進国と比較するとかなり低いと言われています。

なぜお金を働かせないといけないのか?

私は28歳から起業してスポーツ関連のスクールやお店を20年程やっておりました。また複業として生命保険の代理店に所属して保険の販売をしたり、日用品や旅行の代理店などもやってきました。どの事業もある程度の利益を上げることはできたのですが、当時は【お金を働かせる】ことを知らなかったので、結局その利益を資産にすることはできませんでした。

お金を稼ぐと資産を作るは別物

お金を稼ぐことは出来ても、稼いだお金を消費や浪費に回してしまい結局お金が残らなかったという経営者と私は今まで沢山お会いしてきました。当時の私もその一人ですが…(笑)

お金を稼いでいるときは、この収入はいつまでも続くと思い込み、投資に使わず消費に使ってしまい結局お金は残らない。特にストック型や権利型の収入を得ている場合は要注意です。権利収入と言えども永遠には続かないものです。気がついたら全くお金が残ってなかったというケースを山ほど見てきました。

日本の銀行預金では資産を作れない

ご存知の通り、日本の銀行の金利は0.01%前後ですから、仮に100万円を預金しても1年間で100円程しか増えません。日本政府の物価上昇率は2%くらいですから、銀行に預金をしていれば増えるどころか逆に減っていることになります。つまり預金をするなら年利2%以上のところに預けないとお金が減るということになります。日本で金利2%以上の銀行を探すのは非常に難しくほぼ不可能でしょう。

また現在、円安に向かって為替相場が大きく動いていますので、日本の銀行に日本円で持っていても資産価値を減らすことになります。預金をするならバランスを考えて海外の銀行で円以外の通貨でも預金をしたほうがいいでしょう。

稼いだお金を働かせて資産にする

稼いだお金は、消費や浪費に使わず、また銀行預金に関しても、1年〜2年の間に必要な資金を国内の銀行に預金し、それ以外の資金は投資に回してお金に働いてもらいましょう。

どうやってお金を働かせるのか?

それではどうやってお金を働かせるのか?ということですが、基本的には長期複利運用をベースにし、リスクとリターンを考え、しっかり増やしていけるところでお金を働かせていく方がいいでしょう。

貴方の「理想のライフスタイルを実現する」ためには毎月いくら資金が必要なのか?を考えて、その毎月の資金が貴方の資産から生み出す利息によって賄えるようになれば良いと思います。

目標金額と期限を決める

それでは貴方の目標金額をどう算出するのか?ということですが、簡単に言えば、年間必要な資金の25倍の資産を作ることです。そして、その資産からの年利4%の利息で生活できるようにするということです。これは米国株の運用を長期で見たときに平均年利4%以上ということから考えられた算出方です。

【例1】毎月30万円の資金の場合
30万円×12ヶ月=360万円
360万円×25倍=9,000万円
9,000万円の年利4%は年間360万円で月30万円

【例2】毎月100万円の資金の場合
100万円×12ヶ月=1,200万円
1,200万円×25倍=3億円
3億円の年利4%は年間1200万円で月100万円

このように毎月必要な資金から目標資産を計算し、それを何歳までに達成するか期限を決めましょう。

達成するための計画を立てる

目標金額を期限までにどうやって達成したら良いのか?達成するための計画を立てる必要があります。まずは現状働かせる資金がいくらあるのか?働かせる資金が大きければ早い段階で大きなリターンが期待できますが、資金があまりなければ、まずは支出を削減し複業で資金を作りながら、同時進行でお金を働かせていく必要があります。つまり毎月の余剰金を複利運用に回して時間をかけて増やしていくことになります。

基本的にはこの長期複利運用である程度時間をかけて資産を大きくしながら、まとまった資金が入れば別に投資をしていくという流れで、分散投資をしながら資産をより大きく確実なものにしていく方が良いと思います。

投資の種類

投資には色々種類がありますが、その中で代表的なものをお伝えします。

不動産投資

不動産投資は、土地・アパート・マンションなどを購入し他人に貸して家賃収入を得たり、値上がり後の利益を得たりする投資です。ただし、値上がりする不動産の見極めが難しかったり、空室があったり、不動産の購入資金が比較的大きいので初心者にはリスクが大きいと思います。

事業投資

事業への投資によって利益をあげる投資です。企業の買収、株式の購入、出資などのさまざまな形がありますが、明確な定義はありませんので、事業へ何らかの資金を投入し、利益を増やすことを事業投資と捉えてもよいでしょう。これから伸びていく会社に投資をすれば大きな効果を得られる反面、投資した会社が低迷したり倒産するリスクもありますので、しっかり判断して投資をする必要があります。

投資信託

投資信託は、複数の投資家から集めた資金をファンドマネージャーと呼ばれるプロが運用して収益を得る投資です。投資家達から集めたお金をもとに運用するので、大きな資産規模となり、さまざまな対象に分散して投資をすることができます。ひとつの資産だけに投資すると、投資先の業績や景気によって受ける影響が大きくなりがちです。投資先を分散することでリスクも分散することができます。ただし元本割れで損失を生むリスクや手数料がかかるデメリットもあります。

株式投資

企業が発行した株式の取引で、配当金・株主優待・値上がり益などの利益を得る投資です。ただし値動きが激しく銘柄によっては短期的に大きな損失を生むリスクがあるので、専門知識がないとリスクが高くなりやすいと思います。

FX(外国為替取引)

外国の通貨を売買してその差益を得る投資です。FXは「レバレッジ」という仕組みにより、少額で大きな金額の取引ができます。ただしその分損失も大きくなりやすい部分もあります。また、思惑と逆の方向に為替が動いた場合には損失が大きくなる恐れもあるため、常に世の中の動向をチェックしたり、専門的な知識を学ぶ必要があります。

国債

国債とは、国が資金調達のために発行する債券のことです。債券とは「借入証書」のようなもので、利子や返済する期間(償還日)、返済する金額(償還金額)などが決められています。国債を購入すると、定期的に利子が支払われ、原則、満期(償還日)になれば元本が返却される仕組みです。日本が発行する日本国債のほか、各国政府が発行している外国債券もあります。ほかの投資に比べてリスクが小さいですがリターンも小さいです。

長期複利積立投資

長期複利で積立をする投資です。複利で運用することにより元本についた利子を次の投資にも組み入れて運用し、どんどん元本を増やすことができます。投資の期間が長ければ長いほど、複利の恩恵を受けることができます。積立投資は、【少額からできる】・【買うタイミングで分散ができる】・【引き落としで自動的にできる】というメリットがあります。またドルコスト平均法を利用し、価値が下がった場合でも有利に働くという側面もあります。ただ短期の場合はあまり効果がなく手数料負けしてしまう場合もありますので長期でないと意味がありません。途中で解約などを考えている場合はお勧めしません。

金投資

金投資とは金に投資することで、ゴールドバーを購入する方法から、積み立て投資をする方法などさまざまです。金は世界共通でその価値が認められており世界市場で換金しやすく、また埋蔵量に限りがありますので希少性があり無価値になりにくいメリットがあります。そのため、インフレや不況、紛争などによって経済的・政治的な不安に陥ると安全資産として金を購入する人が増え、値上がりする傾向にあります。ただし、金を保有していても利息や配当のようなインカムゲインは発生しません。また比較的手数料も高めです。

暗号通貨投資

ここ近年、新たな投資として暗号通貨に注目が集まっています。実際、巨万の富を築いた人も存在します。暗号通貨は、短期間で価値が何倍にもなる可能性がある一方で、需要の増減や市場の変動によって価格が大きく下落するリスクがあります。暗号通貨での投資方法として、暗号通貨FX・現物取引・マイニング・ステーキング・レンディング・エアドロップなどがあります。

NFT投資

NFTとはブロックチェーン上で構築できる代替不可能なトークンのことです。NFTは暗号通貨や不動産などと同じように価値が変動します。そのため、購入したNFTを価格が上がったときにマーケットプレイスに出品・販売することで売却益を得ることができます。もちろん、思惑通りに値上がりしない場合もありますので見極めが必要です。

オススメの投資

これまでお伝えしたように投資には様々な種類があります。現在の投資可能資金や目標資産額と期限、また、複業で収入を増やすことも考慮し、どの投資をどのタイミングで取り入れていけば良いのかを考えましょう。また投資は複業と同じように複数の柱が必要ですので、いくつかに分散して投資をしましょう。

米国株式投資

米国株投資のメリットは少額で投資できる事で、今あまり資金がない方でも積立みたいに少しずつ買っていくことが可能です。また米国の株式市場(NYダウ)は長期にわたって高い上昇を示しており、そのパフォーマンスは30年間で約12倍です。そして米国株は日本株とは違い、ドルで価値が表されますので、円安の向かっている現在は為替の効果も期待できます。また米国株は配当金を重視しているものが多いので定期的に配当金を受け取り、さらなる投資の資金に充てることもできます。

外貨建て長期複利積立投資

長期複利積立投資の中でも円ではなく米ドルや香港ドルなど外貨建ての積立です。円安が進んでいる状況の中、外貨で資産を作るのはとても効果的です。また、国内金融機関の積立もありますが、海外のオフショア地域などの金融機関を利用するのも良いと思います。

オフショアファンド

オフショアファンドとは、非居住者に対して規制や税制の緩やかなタックスヘイブン(租税回避地)に登記上の本拠地を置くファンドです。海外で税率が低いか無税であったり、規制が緩かったりするため比較的高利回りが期待できますが、監督や万が一のときの保護が十分でないこともあり、投資する際には十分な注意が必要です。また、利益に関して日本に居住権を持つ限りは日本の税制に従うことになります。

事業投資

事業投資は当たれば大きいというメリットがあります。クラウドファンディングのように少額でもできるものもありますので、事業の可能性と投資金額のバランスを考えて余剰金の一部を事業投資に回しても良いと思います。ただ、その事業がどういうものなのか?安全性はどうなのか?どういうリスクがあるのか?リターンはどの程度なのか?その事業に対し色々とご自身で調べて納得した上で、さらに余剰金で投資することをお勧めします。

投資の代表的なリスク

投資をする際に気をつける代表的な5つのリスクをご紹介します。ある投資を考えている場合に、この5つのリスクそれぞれにご自身で点数をつけて判断してみてください。特にデフォルトリスクは一番重要なリスクになりますので、この評価が低い場合は、もう一度考え直した方が良いと思います。

マーケットリスク

マーケット全体に影響を及ぼす損失に関わるリスクです。

為替リスク

為替レートの変動により損失が発生するリスクです。一般的に外貨建て資産に投資した場合、円高になると円に換金する際に換算金額が少なくなり、逆に円安になると資産金額が多くなります。

カントリーリスク

投資する国・地域の政治、経済、社会情勢などの変化に起因するリスクです。

流動性リスク

売買が極端に少なくなることで取引が成立せず、売りたいときに売れない可能性があるリスクです。

デフォルトリスク

投資先の経営状態の悪化や債務不履行などで、投資の元本・利息の不払いが起こるリスクです。

投資の基本的な考え方

これまで、投資の種類やお勧めの投資、代表的なリスクについてお伝えしてきましたが、結局のところ、現時点での余剰資金や収入の状況で、どの投資からスタートするのか?そして余剰金ができたら次にどの投資に分散していくのか?資産目標と期限を考えたときに足りない分を複業などで、どう補っていくのか?しっかり計画を立てて行動していくことが大事だと思います。そして参考として私なりの基本的な考え方をお伝えしたいと思います。

長期複利積立投資をベースとする

色々な種類の投資がある中で、ベースとしてはこの長期複利積立投資がお勧めです。特にオフショアでの長期複利積立はパフォーマンスも高めですので、こちらをベースとするのも良いと思います。ただし短期解約した場合は投資した金額が全額またはほとんど戻ってこないケースが多いですので要注意です。しっかり計画を立て長期で投資をして下さい。また、その際は海外のIFA経由になりますので、しっかりとしたIFA選びも重要です。

卵を生み出す鶏を作る

オフショアファンドや米国株投資などで毎月配当をもらえる状態にして、その配当をオフショア長期複利積立や別の投資に回すようにすれば、さらに手出しをせずに分散投資ができます。そうやって卵を生み出す鶏を作ることも重要です。ただし、その鶏がデフォルトを起こすような投資だと危険ですので、5つのリスクを考えながら、しっかり選んで投資をしましょう。

金融機関と組んでいるものを選ぶ

特に安全性を重視する場合は、金融機関と組んでいる投資を選びましょう。国内・海外の銀行、保険会社、証券会社の商品や資金の保全先が金融機関であったり、銀行が融資をしているものです。金融機関は、投資に対してしっかり調査をして組みますので、投資を選ぶ1つの判断基準になります。

まとめ

これまで、投資の種類やお勧めの投資、代表的なリスク、基本的な考え方についてお伝えしてきましたが、結局のところ、現時点での余剰資金や収入の状況で、どの投資からスタートするのか?そして余剰金ができたら次にどの投資に分散していくのか?資産目標と期限を考えたときに足りない分を複業などで、どう補っていくのか?しっかり計画を立てて行動していくことが大事だと思います。

まずは無駄な支出を減らし、複業などで収入を増やしながら、今できる投資からスタートしていきましょう。資産を作るには時間が必要です。短期的に考えてすぐに大きなリターンを望むより、ある程度時間をかけて確実に積み上がってくもので資産を作っていきしょう。