収入を増やす

「理想のライフスタイルを実現する」ための1つの項目として「お金」があります。そしてそれをいくつかに分類すると

支出を減らす
収入を増やす
お金を働かせる

この3つになります。支出を減らし、収入を増やし、そこで貯まったお金を働かせる。とてもシンプルですが、この方法を長期的に繰り返すことで資産を大きくすることができます。

【1.支出を減らす】ことについては、浪費や負債、また保険料や通信費などの固定費などを減らしていくことがとても大事ですので、まずは支出を削減できるものをリストアップして実行してみてください。

そして【3.お金を働かせる】ことについては、また次回詳しくお伝えしていきます。

今回は【2.収入を増やす】ことについてお伝えしていきます。

というのは【3.お金を働かせる】ためには、ある程度の資金が必要だからです。そこで、どうやって働かせる資金、つまり運用資金を作っていけば良いのかを考えたいと思います。

運用資金を作るには

お金を働かせるための運用資金を作る方法は色々あります。例えば・・・

少しずつでも銀行に預金していく
本業をもっと頑張って給料や報酬を増やす
本業の他にちょっとした「副業」を始める
本業の他に事業レベルの「複業」を始める

【1.銀行預金】についてですが、もちろん預金は必要ですが、資金が増えるスピードや額など考えるとあまり現実的ではないと思います。特に国内であればほとんど金利もつきませんし、インフレなどを考えると逆にマイナスになります。

また、【2.本業の報酬を増やす】に関しても、もちろん重要なことですが、現在の日本の経済や企業の状況を考えると、いくら頑張って結果を出しても、そこまで報酬アップに繋がらないケースが多いと思います。

そう考えると、【3.副業】や【4.複業】をすることが運用資金を作るために効果的だと考えられます。

それでは、この【3.副業】【4.複業】の違いというのは何でしょうか？

【副業】はあくまでも本業のサブ的なもの、【複業】は複数の仕事をメイン・サブという序列を与えずに全て本業として取り組みものです。

最初の取っ掛かりとして【副業】からスタートしても良いとは思いますが、どうせなら初めから【複業】として取り組まれた方が、より早く結果が出ると思います。

つまり全て本業として複数の仕事をするということです。

なぜ複業が必要なのか？複数の収入源を持たないといけない理由

1955年から1973年まで続いた高度経済成長期など経済が急激に拡大している時代や、その後1991年頃まで続いた経済安定成長期では、1つの会社で1つの仕事をやっていても、また周りの人達とほぼ同じことをやていても、基本的には収入は毎年増えていきましたし、きちんと仕事をしていればその収入が減ることは殆どありませんでした。

日本の今の経済状況は？

約30年ほど前の1989年、日本企業は世界企業の時価総額ランキングでトップ50位以内に30社以上もランクインしていました。ところが、2022年には何とトヨタの1社のみになってしまいました。この30年でITの波に乗り遅れた日本は世界から大きく取り残されてしまいました。

このような経済状況の中で、会社の給料が上がることはあまり望めないですし、倒産する会社も急激に増えていますので、この時代に1つの会社で働くこと自体がリスクかもしれません。

急加速する時代の波

世界は今まさに第４次産業革命と言われ、IoTやAIの普及による製造業などへの革新はもちろん、他の仕事や教育、日常生活など様々な分野に大きな影響を与えています。

また「ビッグデータ」により、これまでの技術では扱え切れなかったデータを分析することによって新たな知見が生まれたり、「ブロックチェーン」「メタバース」「NFT」などで、今までの現実世界ではなくインターネットを基準とした新しい価値観も生まれてきています。

この第4次産業革命によって、新たに生まれ発展していく産業と求められる人材、逆に衰退していく産業と不要になった人材、雇用に関しても目まぐるしいスピードで変化しています。

つまり今後は、これまで重宝されていた人材が急に不要になるケースも多々あるということです。

新型コロナなど外的要因での環境の変化

2020年頃から感染拡大が始まったとされる新型コロナウィルス。その真意は定かではないですが、飲食店など接客を必要とする会社やそれらに関連する会社など、またそれ以外の分野に関しても、様々な規制によって窮地に追い込まれたのは事実です。

このように真面目に働いていても、全く関係ない第３者の外的要因によって窮地に追いやられることがあります。そして皆様が感じているように、この外的要因は何故か以前よりも頻繁に起こるようになってきました。

複業が必要な理由

このように不安定な世の中で、第４次産業革命が引き起こす急激な変化、そして今後も起こると予測される新ウィルスなどの外的要因を考えると、やはり1つ2つの仕事だけではリスクが大きすぎます。頑張って1つの仕事で成果が出ても時代の変化に対応できなかったり、外的要因の規制の対象になったり、何が起こるかわかりません。

つまり、このような時代では、様々な変化に対応しながら、複数の仕事で複数の収入源を持つことが必要で、最低でも3つ、できれば5つ以上の収入源を持つべきだと思います。

時代と共に変わる常識と非常識

常識や非常識は時代と共に変わります。

「一つの仕事に集中しなさい！」

という時代は既に終わっています。このように変化の激しい世の中では、「数年前の常識は今の非常識」「数年前の非常識は今の常識」になっていることを理解して行動することが大事だと思います。

どのような複業を選べばいいのか？

これまでのお話で複業が必要だということはわかって頂けたと思います。それではどのような複業を選べばいいでしょうか？

もちろん、いろんな仕事があると思いますが、ここでは目標としている「理想のライフスタイルを実現する」ために必要な複業を考えていきたいと思います。

「理想のライフスタイルを実現する」ためには【お金】【時間】【仲間】【健康】【マインド】の５項目が必要です。複業をすれば、当然ですが仕事に費やす時間が増えます。つまり自由な時間が少なくなるということです。また仲間に関しても同じことがいえます。仕事に費やす時間が増えると仲間と遊ぶ時間が減ります。

つまり複業を始めると、その先に失うもの【犠牲】があるかもしれないということです。そして、この犠牲に振り回されては、複業を続けていくことはできません。ですので、ここで絶対的に必要なものは【マインドセット】【目標設定】です。

何があっても絶対に「理想のライフスタイルを実現する」いう成長型マインドセットで、いつまでに実現するという目標を設定し、それが現実的に可能である複業を選ぶことです。

その複業が、今の貴方がやりたい事ではなくても、本当に理想のライフスタイルを実現したいならば選ぶべきです。つまり貴方の現在の価値観や基準値で決めるのではなく、ゴールから逆算して求められる複業を選ぶという事です。

時間が自由になる仕事

複業を始めた時は、当然忙しいと思いますが、将来的に仕事に費やす時間が減らせるものを選ぶべきです。つまり、将来ずっと労働を続けていかないといけないものは今回の目的には合わないと思います。将来的には自由な時間が増えるストック型や権利型の収入が得られる複業を選びましょう。

レバレッジが効く仕事

レバレッジとは「テコの原理」のことで、小さな力で大きな物を動かすことを「レバレッジが効く」といいます。「理想のライフスタイルを実現する」ためには設定した期限までに目標を達成することが必要です。そのためには限られた時間や労働力の中で大きな成果を出せるレバレッジが効く仕事選ぶ必要があります。

これから広がっていく仕事

時代の移り変わりが激しい世の中で、これまでに広がり定着した仕事にチャンスを求めるのは結構厳しいと思います。

とりあえずの資金を得るために選ぶのであれば問題はないのですが、「理想のライフスタイルを実現する」ために、自ら設定した期限の中で目標を達成するためには、まだ世の中にはそこまで認知されてないが、これから広がっていくもの、これから流行るもの、これから主流になるものを選ぶべきです。

そのためには、「今どういうものが流行ってきているのか？」「今後広がっていくものは何だろう？」と、常に意識しながら色々なところから情報を得たり、また最新の情報を持っている人から教えてもらいましょう。

初期費用やランニングコストがあまり掛からない仕事

複業として事業を始めるには当然ながら初期費用が必要です。例えば、代理店になるための登録料だったり、物販であれば仕入れだったり、ネットショップであればWEBサイトの作成料だったり、何か新しいことを始めるには初期費用が必要です。

業種によって違いはありますが、一般的に初期費用は数万円や数十万円が適当だと思います。何百万・何千万と必要になるものはあまりお勧めしません。初期費用分を回収するまでに時間や労力がかかりすぎると思います。もちろん、初期費用が大きくてもリターンが大きければ良いかと思いますが、その分リスクも大きくなると思いますので、リターンとリスクのバランスを考えて選びましょう。