支出を減らす

支出を減らす

理想のライフスタイルを実現するための一つの要素である「お金」

この「お金」を増やすために、シンプルな3つの方法があります。

  1. 支出を減らす
  2. 収入を増やす
  3. お金を働かせる

今回は、「1.支出を減らす」について考えていきたいと思います。

支出の種類

支出は、一般的に消費・浪費・負債・投資の4つに分類されます。

    消費

    生活していく上で必要な、衣食住などに関わる支払い

    浪費

    無駄な出費や、必要以上の贅沢などに関わる支払い

    負債

    家・車・高級品などのローン支払い

    投資

    将来必要または役に立つものに対する支払い

    ⑴ 浪費を減らす

    支出を減らす上で、一番最初にやるべき事は、浪費を減らすことです。贅沢品などの生活する上であまり必要でないものは極力買うのをやめましょう。衝動買いもなるべくやめて、一度しっかり考えてから購入するようにしましょう。一度時間を置くとそこまで欲しいものではなかったと思うことも意外にあるものです。

    ただし、「浪費」が絶対に良くないこととはいえません。欲しいものを買う、おいしいものを食べる、ストレス発散のために遊ぶ、というのは、 生きていくためにモチベーションを上げるひとつの方法です。

    しっかりバランスを考えて無理がない程度で浪費しましょう。

    ⑵ 固定費を減らす

    生活をする上で必要な消費。これを削減することは非常に難しいですが、情報やアイディアを取り入れることにより、できるだけ削減することはできます。特に毎月消費する「固定費」を削減すると効果は大きいです。

    それでは「固定費」にはどういうものがあるのでしょうか?

    • 住居費(住宅ローン/家賃)
    • 水道光熱費
    • 通信費(携帯電話/スマートフォン/インターネットなど)
    • 保険料(生命保険/損害保険)
    • 教育費(学校などでかかる費用/給食費/習い事の月謝など)
    • 車関連費(車のローン/駐車場代)
    • 定期購入(サプリメント/使い捨てコンタクトレンズなど)

    このような固定費の中で削減できそうな項目を考えていきましょう。

    保険料

    日本は世界の中でも各家庭が支払っている保険料が高い国です。各家庭の保険料の支払い総額は約2,000万円で家の次に高い買い物といわれています。世界の中では比較的安全な日本で何故こんなに支払っている保険料が高いのでしょう?それは保険についての勉強不足が一つの原因といわれています。

    自分が加入している保険の内容を理解していますか?

    各家庭の保険料の平均は2万円〜4万円というデータがあります。保険を見直すことにより、もしかしたら無駄を省くことで、もっと保険料を安くすることができるかもしれません。仮に毎月の保険料が1万円でも安くなれば年間12万円も節約できます。
    これは非常に大きな節約になります。ぜひ、もう一度保険の見直しを考えてみて下さい。

    また保険ではなく、非営利事業の共済を選択するのも良いと思います。

    通信費

    毎月のスマホやインターネットの通信費を節約することはとても効果的です。現在、docomo・au・Softbankの3大キャリアを利用されている人の毎月のスマホの通信費の平均は12,000円くらいといわれています。これが家族4人となると48,000円。

    毎月、とても大きな負担となっています。これを3大キャリア以外の他の通信会社に切り替えれば月に数百円から数千円に抑えることができます。

    docomo・au・Softbankの3大キャリアはMNO(Mobile Network Operator)といわれています。それに対し3大キャリア以外はMVNO(Mobile Virtual Network Operator)といわれています。MVNOはMNOの回線を借りて利用しています。これによりアンテナ基地局の増築費用やメンテナンス費用を抑えることができ通信費を安くすることができます。

    実はこのMVNOは世界では標準になっていますが、日本では、まだあまり普及していません。それは何故でしょうか?

    それは過去に3大キャリアがスマホを販売するときにSIMロックをかけていたのも原因の一つです。また、スマホとSIMをセットで販売しているので、自動的にこの3大キャリアのSIMを使用することしかできませんでした。でも海外ではスマホ本体とSIMは別売りで自由に自分に合った適正なSIMを選択することができます。ですので海外では半分以上がMVNOを利用しています。

    日本では総務省が2015年5月1日、SIMロック解除の義務化を発表し、この年から徐々にMVNOの自分に合った適正なSIMを選ぶ利用者が増えてきています。このMVNOを利用することで毎月の通信費をかなり削減することができます。

    仮に月5,000円くらいに削減できたとすると、今まで毎月1万円以上支払っている人からすると約5,000円削減できます。4人家族であれば毎月20,000円の削減ですね。年間24万円。これは非常に大きな節約になります。

    車関係費

    自動車は持っているだけで、税金や車検、日々のガソリン代や駐車代など、さまざまな経費がかかってしまう乗り物です。年間の維持費は自動車のタイプや、軽自動車や普通車か、加入している任意保険の種類などにより、その目安となる金額が異なってきます。なるべく維持費を安くするためにはどのような工夫が必要なのでしょうか。

    燃費や税金が安い車を選ぶ

    車の趣味は人それぞれですが、支出を抑えたいのであれば、燃費や税金などなるべく経費のかからない車を選びましょう。

    任意保険を見直

    任意保険を見直すことも大事です。保険会社によっては、走行時間や距離が短い場合や、無事故無違反の場合など、金額が安くなるケースもあります。

    カーローン

    カーローンは、販売店が扱っている信販系の会社や銀行から直接借り入れをするかで金利などの条件が変わってきます。出来るだけ安い金利で借りられるよう、情報は広く集めましょう。

    サブスクサービス・カーリース

    車のサブスクサービスマイカーリースも選択の一つです。月々定額制で車に乗ることができます。購入時のように頭金が不要のものもあり、定額制なのでローン支払いのようにボーナス払いがなく、月々の負担は変動しません。最初に自分で決めた額で車の所有ができることから注目されています。

    ⑶ 負債を減らす

    ここでは会社での負債ではなく、あくまでも個人の負債つまりローンなどの返済について考えたいと思います。家や車、高級品などのローン、または教育ローンなども、毎月支払わないといけない負債になります。このような毎月の支払いを減らすことはとても重要なことだと思います。

    まずは、自分のお財布状況を常に確認しながら無理のない買い物をしていきましょう。また、金利が安くなる金融機関の情報を調べて、住宅ローンやカーローンなどの借り換えをするなど少しでも安くなるように行動してみるのも良いと思います。

    まとめ

    理想のライフスタイルを実現させるために必要な1つの要素「お金」について、「収入を増やす」ことや「お金を働かせる」ことより、まず初めにやるべきことは、「支出を減らす」ことだと思います。

    その中でもまずは「浪費」、つまり贅沢品など無駄なお金を使っていないか?もう一度確認してみましょう。部屋の中を見渡してみてください。家計簿をつけてみるのも良いと思います。

    そして、毎月の保険料や通信費などの「固定費」を見直すこと。

    保険料は現在の自分の生活スタイルに見合った保険商品なのか?無駄な保険に入っていないか?保険と共済のどちらにすればいいのか?など、お知り合いや保険相談窓口などで、一度相談されてみてはいかがでしょうか?

    通信費に関しては、3大キャリアだけでなくMVNOの通信会社を比較して自分の通話やデータ量に合ったSIMを選択してみても良いと思います。現在お使いのスマホにSIMを入れ替えるだけで利用できますので、スマホは買い替える必要はありません。

    また負債に関しては、「ローンの金利」を安くできないか?色々と調べてみることだと思います。

    支出を減らすことは、今すぐにでも出来ることだと思います。月々3万円〜5万円でも支出を減らすことができれば、それらを将来のための貯蓄や積み立て投資などにも回せるようになります。

    ぜひ、まずは支出を減らすことに取り組んでみて下さい。